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ホーリーホーププロジェクト 伝道者 竹下 力
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 ■コラム
日々の生活の中で、心にうつり行くよしなしごとをそこはかとなく、書き綴ってみます。
個人的なたわ言や、聖書からのショートメッセージなどなどです。

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2005年1月15日(土)
【特集】「教会で起きるマインドコントロール」 (1) −はじめに-
教会がカルトになる時

 キリスト教会のカルト化については、何人かの先生方もかねてより指摘されてきたことで、特に2002年、いのちのことば社から「信仰という名の虐待」が出版されたことによって、キリスト教界で広く認識されたのではないかと思います。
 しかし、実際のところは、未だにその問題点が是正されていない教会もあるようです。いまだにカルト化した教会に通っていた人たちの悩みは、私のところにも届きます。

 かつてカルトや異端といえば、統一教会、モルモン教(末日聖徒)、エホバの証人、あるいはオウム真理教などの新興宗教という認識が多かったと思います。
 実は、私自身、そうとは知らずに新手のカルト教会に集ってしまったこともあるんですね…。その時の出来事はまた後ほど触れますが、おかげで、マインド・コントロールが一体どういうものか、そのからくりを生で見る事ができました。
 その実態がわかったところで、そのカルト教会からは離れたわけですが、驚いたのは、正統的とされる教会の中でも、同じようなマインド・コントロールが行なわれている教会があるという現実でした。

 マインド・コントロールの影響下に入ると、多くの人が傷を負います。罪責感ばかりが煽られたり、神の裁きが強調されたりなどして、知らない間に恐怖感や不安感を植えつけられていきます。その不安や恐怖によって、指導者が望むような行動を取るようにコントロールされていくのです。

 しかし福音の本質は、「ただキリストを信じる信仰によって救われる」ということです。
 行ないによるのではありません。
 罪は罪ですが、神の前での罪の贖い・刑罰は、イエス・キリストがあの十字架の上で全て決着をつけてくれたからです。
 これを否定するキリスト教会はありません。もし、この福音の本質がしっかり守られていれば、マインド・コントロールをすること自体、不可能なのです。

 福音の有名無実化
 これこそ、マインド・コントロールが発生する教会が抱えている根本的な問題です。 表向きの教義では「信仰による救い」であったとしても、教会の内部では実質的に「行ないによる救い」になっているのです。にもかかわらず伝道する内容は、あくまで「信じる信仰のみによる救い」だったりするのです。

 そういうわけでキリスト教会におけるマインド・コントロールによる支配は、外側からはわかりづらいのが特徴です。私が相談を受けた方の教会の中には、かなりに名の通った教会の場合もあります。内部に深く関わってみて初めて、その実態がわかるのです。
 カルト的な教会から離れても、マインド・コントロールによって植えつけられた恐怖感や不安は、しばらく残ってしまいます。その苦しみはちょっと特殊のようでして、実際に経験したことがないと、なかなか理解しにくいこともあるようです。
 私の知り合いも、転居のため転籍した教会が実はカルト化していて、行ってみて初めてその苦しみを理解できたといいます。
 勇気を振り絞り、他の教会に移ったとしても、「まさかあの教会が…」、あるいは「まさかあの先生が…」と、なかなかその痛みや訴えを理解してもらえず、かえって傷を深めてしまうことも多いのです。

 それは「マインド・コントロール」についての理解がまだまだ乏しいことと、「正統的」な教会ではあり得ないという誤認識があるからだと思うのです。

 そこで、マインド・コントロールについて、より知ってもらうために、いくつかの実例と共に取り上げていこうと思うのですが、ぜひ理解してほしいのは、
 ・決して特定の教会や個人を批判することが目的ではないこと、
 ・マインド・コントロールによって、今も傷を負っている人がいること、
 ・マインド・コントロール的な支配は、カルトだけではなく、どんな教会(グループ)でも起こりうるものであることです。

 特に、マインド・コントロールによって傷を負っている人がいるという事を、ぜひ理解してほしいと思います。
 たとえカルト化した教会や指導者を批判しても、本当に何の意味もありません。ほとんどの場合、決して故意ではなく、知らない間にマインド・コントロールになっているという場合が多いと思います。自覚していないので、いくら問題を指摘しても非難・中傷としか受け止められません。マインド・コントロールしてしまう側も、すでに多くの傷を負っていることも多いのです。

 マインド・コントロールは、たとえ正統的な教会であっても、特定の集団内では一種の罠のように起きてしまうことがあります。私の教会であっても絶対に起こらないとはいえません。
 大切なのは、マインド・コントロール的な体質が忍び寄ってきた時に、各自それに気がつくことです。マインド・コントロールをしない・されないために、ぜひマインド・コントロールについて知ってもらいたいと思うのです。


キリストは、自由を得させるために、私たちを解放してくださいました。
ですから、あなたがたは、しっかり立って、またと奴隷のくびきを負わせられないようにしなさい。ガラテヤ 5:1

【特集】「教会で起きるマインドコントロール」
 マインド・コントロールは、多くの人を傷つけていきます。正統的な教会でも、罠にでもはまるかのようにいつの間にかマインド・コントロールによる支配体制ができてしまう事があ.るのです。
 そんなマインド・コントロールの罠から教会が身を避けるために、私自身が直接、見聞き体験した実例を通して、しばらく特集していきます。

 (1) はじめに
 (2) カルト教団に通った経験から
 (3) マインド・コントロールって…? 
 (4) マインド・コントロールの手法
 (5) 間違いだらけの聖書解釈「間違っていても、権威に従うべき?」
 (6) 番外編 「聖神中央教会」事件を考える
 
(7) 間違いだらけの聖書解釈「ことさらに罪を犯せば、地獄に行く??」
 (8) 間違いだらけの聖書解釈「疑うことは不信仰???」


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