セルフライナーノーツVol.3 「あなたへの歌 feat. Samuelle」

5thアルバム「Evergreen~永遠に~」、3曲目の「あなたへの歌」。
王道のR&Bサウンドに仕上がったこの曲。
私の友人でもあり大好きなゴスペルシンガー、Samuelleにコーラスと一部作詞作曲で参加してもらいました!
色々紆余曲折を経て完成した、個人的にも思い入れのある曲です。
神様のなさることにはひとつも無駄がない、っていうことを一番実感させられた曲かもしれません。

一番最初にこの曲を作ったときは、実は全然違うメロディーでした。
今回のアルバムの裏テーマである、「シンプルにする」っていうことに重点を置いて作ったメロディーだったのですが、、、作ってから、そして人前で1~2回披露してからも、ずっと心のどこかで違和感を感じていました。
(違和感を感じてる段階で人前で披露するのもどうかと思いますが^^;)

アルバムの制作を始めて3ヶ月くらい経ったころでした。
「シンプル」ってなんだろう?という根本的な疑問が湧いてきました。
そして、「シンプル」にこだわる不純な動機。
よし、やっぱりこの曲は作り直そう!・・・と思い立ち、一晩で一気にいまのメロディーに書き直しました。

アレンジの方向性も王道のR&Bという方向でだいたい固まってきたところで、コーラスとコーラスアレンジで、その方向性で相応しい人に参加してもらおうということになりました。
いままでのCD制作では、コーラスはアレンジ含めて全部私一人でやってきたので、これは私にとって新しい試みでした。
そして私の中で一番相応しいと思う方にやっていただけることになったのですが、、、
そのコーラスのレコーディング前日夜になって、突然その道が閉ざされてしまいました。

どうしたらいいんだろう。。
その人の声をイメージして制作していたので、しばらく途方にくれてしまい、なかなか気持ちを切り替えることができませんでした。

でも、周りからの助言もあり一回考えるのをやめたとき、制作チーム全会一致でSamuelleに白羽の矢が。
お願いしてみたところすぐに快く引き受けてくれて、今回のFeaturingが決定しました。

思い返してみると、メロディを最初に作ったときも、コーラスを最初の方にお願いしたときも、自分の思いだけを握り締めてムリに突き進もうとしているわたしの姿がそこにあったように思います。
もっと通りよき管でありたいのに、その管の中に身勝手な思いが血栓のようにどろどろと固まってしまっている。。
スケジュールがかなり押してしまってたので、焦りもあったように思います。

♪傷ついた心の中に
湧き上がるあなたへの歌
私の悩み 全てを知って
光を照らしてくださった
私を背負い ともに痛み
涙を流してくださった

この曲で私が表現したかった、詩篇22編の世界。
苦しみのどん底、先祖たちへのひがみにも似た感情が渦巻き、自分なんか虫けら同然、賛美なんてできるかー!、そんなひねくれモード全開の中、再び心に賛美が与えられ光を見出していったダビデの姿。
自分の今の姿と、感情面で重なる部分があるんですよね。
これを表現するには、やっぱりこのプロセスが必要だったんだ。
聖書の精神は、開け渡すこと。このことを、神様は私に教えようとしたのかもしれません。

shizu_sam

詩篇22篇1~6、24,25節
わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか。遠く離れて私をお救いにならないのですか。私のうめきのことばにも。
わが神。昼、私は呼びます。しかし、あなたはお答えになりません。夜も、私は黙っていられません。
けれども、あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます。
私たちの先祖は、あなたに信頼しました。彼らは信頼し、あなたは彼らを助け出されました。
彼らはあなたに叫び、彼らは助け出されました。彼らはあなたに信頼し、彼らは恥を見ませんでした。
しかし、私は虫けらです。人間ではありません。人のそしり、民のさげすみです。

まことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。
大会衆の中での私の賛美はあなたから出たものです。私は主を恐れる人々の前で私の誓いを果たします。